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久留米センター

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毎日暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
暑くてもいつも活気あふれる久留米センターです!
今年も残暑がきびしくなりそうですが、体調など崩されないようにして下さいね!

今回は、職場実習を通じて初めて「就労」というものを経験したNさんのお話です。
Nさんは大学を卒業されたあと就職活動が上手くいかず、仕事をしないまましばらく引きこもりのような生活をされていました。
それが5～6年間続き、このままではまずいと一念発起し、市役所に駆け込み相談したところ紆余曲折を経てスプライフを利用するに至りました。

Nさんの通所当初の様子は、就労経験がないことをとても引け目に感じていて、自信がなく過去を悔いてばかりでした。
引きこもりが長かったせいもあり生活リズムがなかなか整わず、朝から通所できるようになるまでは数か月を要しました。
しかし通所が安定すると、元々のNさんの真面目さや頑張り屋な部分が発揮され、様々な訓練に取り組んだり自分の課題に向き合い何とか克服しようと試行錯誤する様子が見られました。
そんなNさんを見ていて、実はとても高いスキルを持っていらっしゃること、Nさんに足りないのは人に認められること=自信なのではないかと感じ、体験的な職場実習を勧めることにしました。

Nさんも就労経験がないことを一番気にしていらっしゃったので、ぜひ行きたいと希望されました。
Nさんにとって初めての就労経験、それは5日間の清掃でした。
場所ごとに自分で時間配分をし、掃除したところとしていないところを書類に印をつけ正確に把握し職員へ伝える。
広い場所なのもあり、清掃とはいえ難しい作業だなと感じました。
初日はガチガチに緊張されスムーズに作業が行えなかった部分もありましたが、2日目、3日目となると顔つきも変わり、作業中に笑顔が見られるまでになりました。
最終日に実習の振り返りを行った際、企業側からお褒めの言葉をたくさんいただくことができ、Nさんも「自分でも働くことができるんだ。働いたことで喜んでくれる人がいるんだ。本当に実習に行って良かった。」と言われました。
その後、Nさんの表情は明るくなり、訓練にもさらに生き生きと取り組まれるようになりました。

Nさんと同じように就労経験がないことで自信が持てない方がいらっしゃったらぜひ一度相談に来られませんか?
実際の就労を経験することで、見えてくることもたくさんありますよ!