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こんにちは、久留米センターです。

そろそろ卒業・入学シーズン到来ですね。

久留米センターでも今年に入り3名の就職者がでており、利用者・職員共に、嬉しさ半分、寂しさ半分の思いをしています。

特にそのうちのAさんに至っては、2年間毎日通所されていたので、担当の私としては、寂しさはひとしおです。

 

Aさんは、中学時代の途中から不登校、その後通信制の高校卒業後、スプライフを利用開始されました。

高校にも毎日通学していたわけではなかったので人とのコミュニケーションへの不安や、経験の少なさからくる自信のなさが、おどおどした表情・行動・発言から見て取れました。

でも様々な訓練を通してAさんを見ていると、本人自身が思っている以上に非常に高いスキルを持っていると感じました。

 

かくして

 

『どのようにして今のスキルを「自信」にしてもらい「不安」を打開していくか』

 

これが担当としての最大の使命となりました。

 

私が考えたのは、

多くの経験をして出来ていることに気づくこと。

振り返りで第三者から評価を頂くということ。

具体的には、

◇　多業種で複数回の実習を経験するということ

です。

 

ということで、実習先の開拓を始め、1年間で事務系、作業系、接客など計4箇所の実習に取り組むことができました。

 

そして想像通り、実習後に振り返りをすると、

『コミュニケーション・作業面共に全く問題なく対応できている』

という高い評価を企業から直接頂くことができました。

 

結果としてご本人が

「私も少し努力をしたら社会で通用するのかもしれない。もう少し自信を持ってもいいのかも。職業も幅広く検討してみよう。」

と前向きに感じたことが大きな収穫でした。

 

実習の度に思うのですが、第三者、特に企業からの客観的な評価は、大きな自信につながり、利用者さんに意欲を与えてくれます。

 

実習の回が増すごとに自信や積極性がついてきたAさん。

最終的には事務職に絞って就職活動に取り組み、正社員として就職が決まりました。

今、Aさんが就職した企業に電話をすると、元気で明るく自信に満ちた彼女の声が聞こえてきます。

 

みなさんの中にも、様々なことに不安を抱いている方もいらっしゃると思いますが、それがいずれ自信になるよう、サポートしていきたいな!と心から思っています(*´∀`*)