スプライフBlog
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こんにちは薬院センターです。
当センターでは日々の訓練とは別に、年に4回程度、就労講座イベントを実施しています。
先月実施した就労講座イベントでは、企業での人事採用経験もある定着支援サービスの支援員を講師に迎え、普段はなかなか聞くことのできない「企業の本音」をお話しいただきました。
企業が採用したい人はどんな人だと思いますか?
今回はその内容を少しだけご紹介いたします。
【もくじ】
就職するには、心身の状態が落ち着いていることが必要条件になります。
ですが、日によっては不調になることもありますよね。
企業側も障がい者雇用をする上で、そのような状況になることは想定されており、休憩やお休みを与えることは、そんなに問題視していないんです。
ただ、「自分の障がいの状況と体調についての説明ができる人」であってほしいというのが本音です。
それは・・・
状況把握 今の自分の状況(変化・違和感)に気づき、理解する。
特徴理解 その症状がどんな時に起きるのか、原因は何か、その状況下でできること・できないことは何かを把握する。
回復対処 休憩や服薬等、自分が落ち着く方法を理解し、実践できる。
配慮相談 周囲に①~③のことを伝え、状況を理解してもらう。
この①~④の対処が自分でできる人であれば、企業は安心して雇用できます。
スプライフでは、自己分析等を通じて、「障がいの状況と体調についての説明ができる」スキルを身につける訓練も実施しています。
先ほどの例でもわかるように、企業は障がいのことや体調面についてなど、専門的なことのプロではありません。
業務に関しては企業が責任を負うのは当然ですが、障がいに関する専門的なことはわかりません。私生活での出来事が原因で変調をきたした時に対処したりアドバイスしたりはできませんし、その責任は持てないというのが正直なところです。それらについてサポートしてくれる機関があるのが望ましいと考えています。
例えば・・・
・健康管理情報の明確な人
・緊急時などに会社が対処可能な情報を持っている。
1.不調があっても大丈夫でお伝えしたスキルが備わっている人がこれにあたります。
・医療機関と連携が取れている人
主治医がいて健康状態に関して継続的に判断を仰げる環境にある。
・就労支援事業所やサポート機関を利用している人
障がいや生活リズム、業務スキルなどを把握し、就労に対するサポートが可能な機関。
スプライフがこれにあたります。
スプライフは就職後はもちろん、通所段階から関連機関との「連携」や「繋がり」を重視し、ご本人に合わせた支援を行っている為、企業側からも「心強いです」「頼りにしています」とのお言葉を頂戴することが多いです。
サポート体制がない方については、企業側からサポート機関の利用を勧められることもあるそうです。
まだ、どのサポート機関ともつながりがない方は、そこから始めてみるのもひとつの方法かもしれません。
終了後は参加した利用者さんに
・就労セミナーを受けたことはありますか?
・参加してみて応募前の心構えにつながりましたか?
・一番印象に残ったこと、学んだことを記入してください
といった項目でアンケートを取らさせていただきました。
全体的におおむね満足なお声をいただきました。
・「企業側に立って自分を見ることで色々分かることが知れた」
・「企業が求める仕事ができるようになりたい」
・「訓練は検証の場だと思って取り組みたい」
といった感想が多数寄せられました。
いかがでしたか?
企業が求めている人はどんな人なのか、イメージしていただけたでしょうか?
今回ご紹介した内容は就労講座の中のほんの一部で、
他にも「嘘の受け答えはバレています」や「面接ではこんなところをみています」などなど・・・
参考になるお話をたくさんお伺いできました。
「企業の本音をまだまだ聞きたい!」と思われた方は、職員までお問い合わせください。
薬院センターでは今後も「スーツの着こなし講座」や「封筒の書き方講座」など就労準備に必要な、様々な就労講座イベントを開催予定です。
興味を持たれた方はお問い合わせの上、お気軽に無料相談、無料体験にご参加ください。
職員一同、心よりお待ちしております。
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