スプライフBlog
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こんにちは薬院センターです。
8月も後半に差し掛かりましたが、まだまだ厳しい暑さが続いていますね。
皆様は体調を崩されていないでしょうか?
今日は、そんな厳しい残暑にも負けないくらい熱い気持ちで実習に臨んでいるUさんをご紹介したいと思います!
目次
1.Uさんのプロフィール
・男性(20代)・身体障がい、双極性障がい、知的障がい
・前職は介護補助や清掃業に従事
前職では、一緒に働いている同僚から障がいに対する理解を得られず、退職となった経緯あり。
・笑顔が素敵で控えめな性格ではありますが、趣味は野球やライブ観戦といった活動的な面も持っている。
今回、UさんはA社の企業見学に参加し、A社へ強い魅力を感じておられました。
そのため、スプライフとA社でやり取りをして、雇用の判断していただくことを目的として、数回に分けて実習を実施することとなりました。
2.実習に参加する前の課題とそれに対する対策
(1)週5日の訓練で体力の維持を図る
Uさんは、以前週5日で働かれていた経験もあり、スプライフの体験利用中から週5日の訓練ができる体力がありました。
A社でも最終的にはフルタイム勤務を希望されていたため、週5日の訓練を継続し、体力の維持を目指しました。
(2)PCに興味があり、事務職を希望しているが未経験
①PCスキルを高めるため、タイピング練習やWord・Excelのテキスト学習
そのほかにも、パソコンの資格取得のための学習等にも積極的に取り組みました。
②事務業務を想定した、データ入力やデータ照合・ミスチェック、資料仕分け
事務経験がないため、事務に関連する軽作業を複数種類おこないました。
A社の実習前には、見学した際やA社からのお話を踏まえて、実際の業務に近い作業をスプライフでも実施しました。
(3)精神的な浮き沈みが要因となる生活リズムの不安定さ
①体調セルフチェックシートの作成
Uさんは、1日の中でも精神的な浮き沈みが多く見られます。
体調セルフチェックシートを活用し、朝起きた時・午前訓練の時・午後訓練の時・夜寝る時に精神的な浮き沈みを10~100で表し、記入してもらいました。
毎日書き込むことで、1ヶ月の中での不調の頻度を整理することができ、自身の不調を自ら把握することができるようになりました。
②余暇活動の整理
体調チェックシートの活用や日々の面談をしていく中で、自宅で暇な時間ができてしまうと考え事をしてしまい、不調になるということが見えてきました。
そのため、家事・自己啓発・趣味・娯楽として挙げられるものを一緒に整理し、自宅での過ごし方のスケジュールを考えることで対策を取りました。
3.企業実習での評価と見えてきた課題点
企業の担当者様からは丁寧に取り組めており、作業スキルは問題ないとの評価をいただきました。
事務職は未経験でしたが、業務として想定されるものを訓練の中に取り入れスキルアップを図っていたことが活かされたのだと思います。
課題点としては、報告・連絡・相談の不十分さや自ら仕事を見つけに行く積極性の不足が挙げられました。
4.これから
企業からの評価を受けたUさんは、自分にはまだ足りない部分もあると思うが頑張りたいと前向きな気持ちを持っています。
課題点が見えたことで次の目標も決まり、表情からも意欲が感じられます。
またA社での実習を控えているため、見えてきた課題点をご本人と一緒に整理し、訓練の中で実践を繰り返しながら、次の実習へ向けて全力でサポートしていきたいと思います。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。
企業実習は、採用の判断をしていただくためだけに参加するのではなく、“企業からの評価を得て、自信に繋げること”ができたり、“新たな課題点を知り、自分を見つめ直すきっかけ”にもなります。
企業実習をおこなう際には、それぞれ目的をもって取り組んでいきます。
それはなぜかというと、目的を持って参加することに意義があると私たちは考えているからです。
Uさん以外の利用者の方々も、企業実習に限らず、何事に対しても取り組む目的を担当職員と一緒に考え、就職を目指しています。
6.お知らせ
現在スプライフではオープンデーを開催しております。
毎週土曜日の13時から15時までの時間を使って、無料の就職相談・見学会を行っています。
就職に向けて動き出したい方や就職に関する悩み事をお持ちの方など、いつでもご連絡をお待ちしております。
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