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こんにちは薬院センターです。
今年も残すところあと2か月となりました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回は10月から始めた新訓練、『アドラー心理学』についてご紹介させて頂きます。
アドラー心理学とはどういったものなのか、なぜ訓練に取り入れたのかについて、利用者さんから頂いた感想を交えながら、詳しくお話ししたいと思います。
【もくじ】
1.アドラー心理学とは?
皆さんはアドラー心理学について知っていますか?
アドラー心理学とは、心理学者アルフレッド・アドラーが提唱した心理学です。
アドラーは、人は過去の「原因」によって影響するものではなく、今の「目的」に沿って生きていると考えています。
簡単に説明しますと、アドラー心理学とはすべての悩みをポジティブにしていく考え方で、過去に何があっても未来には何も影響がないということです。
アドラーは、「人間は自分自身の人生を描く画家である」という言葉を残しました。
私たちには自らの人生を変える力があります。
アドラー心理学は私たちが自らの力で切り拓く大きな助けとなります。
2.アドラー心理学の具体的内容と訓練に取り入れた背景
アドラー心理学は、「勇気づけの心理学」とも言われています。
勇気づけとは、「自分で自分を励ますこと」、「困難を克服する活力を与えること」です。
勇気には重要な要素が3つあります。
①リスクを引き受ける勇気
勇気は「リスクを引き受ける能力」です。
ここを乗り越えればきっと成長できるという人生のリスクに直面したとき、勇気のある人は思い切ってチャレンジすることができます。
②困難を克服する努力
勇気は「困難を克服する努力」ともいえます。
勇気のある人は「困難は克服できない障害ではなく、それに立ち向かい、克服できるものなのだ」という意識をもっていることで、困難を味方につけることができます。
③協力できる能力の一部(他者と協力し合うことができる存在)
勇気は「協力できる能力の一部」でもあります。
ひとりよがりや競争心いっぱいで行動することではありません。
勇気のある人は、目標に向けてメンバーの力を合わせる能力、自ら貢献する能力を持ち合わせています。
これができると、自分のことにおいても、人間関係のことにおいてもぐっと悩みが減り、人生を豊かに生きていくことができます。
利用者さんとお話ししていると、
「悩みがなかなか解決できなくて困っている」
「自分に自信が持てない…」
「働いていたとき、上司に不満があった」
などの悩み相談を多く受けます。
アドラー心理学を通して、そういった悩みを抱えている方の気持ちが少しでも楽になればと思い、この訓練を取り入れました。
3.参加された利用者さんの感想
実際に参加された利用者さんからは、
最初は難しかったが、徐々に理解することができ面白いと思った。
今の自分に必要だと思った。
こういう考え方があるのだと新たな発見になった。
今後自分の選択肢のひとつとして活かしていきたいと思った。
自己嫌悪があるため、もっと知れば解決できるのではないかと思った。
…などなど、さまざまなご意見を頂きました。
今までの訓練にはない新鮮な内容に、みなさん興味を持たれ、多くの方が参加されました!
4.まとめ
いかがでしたか?
アドラー心理学について、少しでも興味を持って頂けましたでしょうか?
今回はアドラー心理学についてご紹介させて頂きましたが、薬院センターでは他にもさまざまな訓練を行っております。
気になる方は、無料体験も随時受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
職員一同お待ちしております!
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