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こんにちは小倉センターです。

梅雨時期で、天気が悪い日が多くありますね。

天気が悪いと体調を崩される方もいらっしゃるかと思います。お気をつけてお過ごしください。

 

さて、今回は自信をつけて体調を安定させることができたYさんについてお話しをさせていただきます。

 

【もくじ】

1.自分に自信はありますか?▼

2.Yさんの事例▼

  (1)Yさんとの面談

  (2)Yさんに自信を持ってもらうために

  (3)その後

3.ここがポイント!▼

4.まとめ▼

5.小倉センターからのお知らせ▼

 

1.自分に自信はありますか?

このように質問されて「はい!」と答えられる人は少ないのかなと思いますが、みなさんはいかがでしょうか?

 

そもそも、自信とはなんでしょうか?

調べてみると、「自身の価値能力を信ずること。自己を信頼する心。」と出てきます。

 

自信を持つメリットは「自分らしくいられる」、「余裕が生まれる」、「前向きに行動ができる」などがあると思います。

面接の場面では、自信がない様子は相手に伝わり不安に思われてしまいますが、「自信を持っていることで良いパフォーマンスをすることができる」ということがありますね。

 

2.Yさんの事例

(1)Yさんとの面談

Yさん(60代・女性・抑うつ神経症)は、今まで疲れに気付かず仕事を頑張りすぎて疲れ、体調を悪化させてしまい、どこも長く働くことができないという悩みを持たれている方でした。

Yさんと面談をしていると、自己評価が低く自分に自信がないことに気付きました。

そのことを伝えると「完璧じゃないとだめだと思ってしまう」、「何事もうまくできるか心配」、「嫌なことばかりに目が向いてしまい、考えていたら体調を崩してしまう」というお話がありました。

 

(2)Yさんに自信を持ってもらうために

お一人で暮らされています。今まで困ったことがあっても誰にも相談せずに、一人で抱えて体調を崩されることもあったようなので、スプライフは何でも相談して良い場所であることをお伝えしました。

また、面談の際は「できたこと」に焦点を当てて話をするようにしました。

完璧主義なところがある為、「こんなんじゃダメだね。」とYさんは言われますが、「でもここはできてますね」とお伝えすると、最初は「そうかなー?」とあまり自分を認めることができませんでした。

しかし、回数や年月を重ねるにつれて「そうだよね!」、「これだけできてたらいいよね!」と少しずつ自分を認めてあげることができるようになりました。それが自信につながっていきました。

 

(3)その後

完璧主義な為、自分で作った理想に追いつこうと無理をしてしまい体調を崩しがちでしたが、自分で作った理想や他の人と比べるのをやめて、過去の自分と今の自分を比べることができるようになり「頑張っている自分」に気付くことができるようになりました。

現在は体調も安定しています。

 

3.ここがポイント!

Yさんの通所歴を振り返ってみると、最初は体調が安定せず週1日1コマの訓練を受けることがやっとでした。

途中から在宅での訓練も受けられるようになり、通所と在宅での訓練を重ねていきました。

面談時や在宅の連絡をした際に、ささいな悩みなどの相談ができるようになったり、頑張っている自分に気付き自信を持てるようになったりしたことで、体調も安定してきました。

現在は、在宅も含め週4日利用されており、体調によりますが2コマの訓練を受けることもできています。また、最近は以前より表情や雰囲気も明るくなったように感じます。

 

自信をつけることで体調が安定し、できることが増えると、さらに自信につながりますね!

毎週月曜と金曜に目標設定や振り返りの面談時間を設けていますが、それ以外にもYさんの通所に合わせて個別に面談する時間を設けていたところが支援のポイントです。

 

4.まとめ

Yさんは「調子が良い時も悪い時も、そのまま受け止めてくれたからここまで体調が整ったと思います。」と言われていました。が、これはご自身が頑張ってこられた結果です!

これからも一人で抱え込まず、いろんなことを相談してもらえると良いなと思います!

 

5.小倉センターからのお知らせ

・自分に自信がない

・今は体調が整わないけど、訓練を受けて就職したい

・これからどうしたらいいかな?と将来に不安を感じている

などのお悩みの相談を受け付けております。

まずは問い合わせいただき、一緒に考えさせていただければと思います。

職員一同心よりお待ちしております。