スプライフBlog
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こんにちは、スプライフ黒崎センターです。
蒸し暑い日が続きますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
さて今回は、先日、黒崎センターで実施した電話応対訓練について紹介します。
【もくじ】
1.電話応対の重要性
皆さんは電話でのやり取りに苦手意識を感じてはいませんか?
最近はメールやLINEでのやりとりが増えていますが、ビジネスの場面ではまだまだ電話での対応が求められることが多くあります。
・聞き間違いや聞き逃しが怖い
・メールと違って、その場での返答を求められるため不安
・そもそも電話でのやり取り自体に慣れていない…
このような理由で、事務職を希望されている方であっても「できれば電話応対を求められないお仕事はないか」とおっしゃる利用者様もいらっしゃいます。
しかし、電話応対を避けるあまりにお仕事の選択肢が狭まってしまうのはもったいないことです。
2.具体例
ここで、Aさんの事例をご紹介いたします。
30代・女性
発達障害(ADHD)
希望職種:事務職
Aさんは、未経験ながらも事務職を目指して訓練中です。
過去に別職種で電話応対の経験は少しありますが、苦手意識がありました。
そんなAさんがとある求人(事務職・電話応対なしと記載あり)に興味を示され、企業見学を行うことになりました。
その際に、企業側から
「作業を行う際に、社外の方と連絡を取り合う必要があります。どうしても電話が苦手な方はメールでのやり取りも可能ではありますが、円滑に作業を進めるためには電話応対ができるに越したことはありません」
とのお話がありました。
Aさんも見学の振り返りの中で、
「電話応対は不可欠な業務だと感じました。苦手意識はあるけど、慣れるためにも練習が必要だと思いました。」
とおっしゃっていました。
3.訓練について
電話応対訓練では、まず一般的な電話応対のマナーについて講義形式でお伝えします。
その後、2人1組で電話応対練習を行っていただきました。
他の利用者様もそのやり取りを聞いていただき、感想を出し合っていただきました。
「相手の言ったことをきちんと復唱できていた」
「メモの準備ができたか、相手に確認を取っていて丁寧な印象だった」
など、練習した方の良いところに着目し、コメントしていただきました。
その後、職員からも一言コメントを行いました。
Aさんは耳からの情報を処理することが少し苦手ですが、訓練に参加するだけでなく、きちんとメモを取りながら内容を復唱し、聞き間違いを防ぐための工夫をしながら積極的に練習に参加していました。
終了後Aさんに感想を伺うと、
「久しぶりの電話応対だったので、うまくできるか不安でした。聞き取りや臨機応変な対応がもっと上手にできるように、今後も練習が必要だなと思いました。」
とおっしゃっていました。
今後も継続して練習する予定です。
4.まとめ
特性上どうしても苦手な業務に関しては、企業側からの配慮をいただくことも大切ですが、本当に配慮を受ける必要があるのかを見極めることも大切です。
訓練の中で練習を重ねることで、その判断材料にもなります。
訓練を通して苦手意識を克服できれば、職種の幅も広がると思います。
スプライフでは様々な訓練を用意しております。
訓練を受けながら自分の得意なことや配慮を受けたいことについて、職員と一緒に考えていきましょう。
就職に向けて一歩踏み出したい方、まずは気軽にお問い合わせください。
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