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こんにちは博多センターです。

早いもので、あと1ヶ月半で2021年も終わります。冬は寒くて行動するには億劫になってしまう季節ですが、何とか乗り切って良い年を迎えたいですね。
新しい年を迎えるために、今年やり残したことを片付けたり、来年の目標を達成するための準備をしたりすると思います。
それは学校卒業後の進路を考えている中高生やそのご家族も一緒だと思います。

 

そこで今回は、今年夏に放課後等デイサービスAの利用者様と保護者様向けに開催した訓練体験会についてご紹介していきます。

 

【もくじ】

1.訓練体験会開催の経緯▼

2.訓練体験会の準備とツール作成!▼

3.訓練体験会と保護者相談会当日!▼

4.訓練体験会を終えて・・・▼

 

1.訓練体験会開催の経緯

私たちは日頃の就労支援と同時に、地域に住む障害をお持ちの方や福祉サービス事業所の支援員、利用者様方に向けて、スプライフを知っていただく活動にも力を入れております。

今回は、放課後等デイサービスAに訪問した際に、スプライフの支援方針である「利用者1人1人に合った支援の提供」やいくつかの就労事例をお伝えしたところ、大変ご興味を持っていただき、訓練体験会を開催することになりました。
学校卒業後の進路選びのお手伝いができるよう、中高生の利用者様向けの訓練体験会と保護者様向けの相談会を2日間に分けて行いました。

 

2.訓練体験会の準備とツール作成!

支援員の方から、「訓練体験会では、実際にスプライフで行っている講義や作業など体験してほしい」とのご要望がありました。
利用者様の中には内容の理解が難しい方もいるとお聞きしたので、そのご意見をもとに、3種類の手先を使った軽作業と履歴書作成を体験してもらうことにしました。
準備では、簡単なプロフィール表感覚で書いてもらえるような履歴書を作成。軽作業はそれぞれ普段訓練で使用する作業指示書を分かりやすく作り替えました。

 

3.訓練体験会と保護者相談会当日!

訓練体験会1日目は利用者様に軽作業に取り組んでもらいました。皆さんしっかり作業指示書を見ながら作業に取り組まれ、分からないことがあれば積極的にスプライフ職員や事業所の支援員の方々に尋ねていました。

2日目は履歴書作成。
まずスプライフ職員から、①就職活動ではなぜ履歴書が必要なのか?②履歴書ってどんなもの?について簡単に説明し、早速書いてもらいました。大人だとなかなか書くことが難しい「自分の得意なこと」・「好きなこと」をたくさん書いている利用者様もいました。
2日間の短い時間を使っての訓練体験でしたが、普段学校やデイサービスではあまり経験しない就職活動に特化した訓練は、参加した利用者様には新鮮だったようです。

 

 

2日目の訓練体験終了後には、保護者様向けの相談会を行いました。事業所の支援の取組みや就職について、特別支援学校との連携等もお話しつつ、お子様の将来の不安について保護者の皆さんからお話しを伺いました。

 

4.訓練体験会を終えて・・・

2日間の訓練体験会と保護者相談会を終えて、後日デイサービスの支援員の方から今回の相談会について、「お母様達から就職に向けてこういう支援があることが分かった、子どもの将来への不安について話を聞いてくれて良かった」や「進路の事で悩まれている保護者がとても多い。コロナのこともあり、博多センターまで直接相談に行く事はハードルが高いと感じる保護者もいる」とのご感想・ご意見を伺いました。

障がいを持つお子様の進路選択は、ご本人だけではなく保護者様にとっても重要な課題で、卒業後の進路選択の情報収集は保護者様主体であることが多いです。
しかし多くの福祉サービスからご本人に合ったものを保護者様だけの力で見つけるのは大変です。
私たちスプライフは今回のような訓練体験会や保護者相談会を事業所外で開催することで、将来に悩むご本人とご家族のお手伝いが少しでもできればと考えております。

 

スプライフはご本人だけでなくご家族や関係機関との連携を大切にしながら就労支援を行っております。

事業所見学や体験利用だけでなく、出張形式の訓練体験会や事業所説明会も受け付けておりますので、いつでもお問い合わせください。