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こんにちは。スプライフ西新センターです。

 

灼熱の太陽が降り注ぐ夏が今年もやってきましたね!

ブログをご覧の皆さんは夏バテせずに元気にお過ごしでしょうか?夏バテしているぞ…という人は、とりあえずスイカと冷やし中華を食べましょう。

スプライフ西新センターのご利用者様は猛暑に負けず通所を頑張っています!

 

さて、今回は訓練の通所日数に関してお話ししたいと思います。

 

【もくじ】

1.スプライフの通所と法定雇用率について▼

2.就職者▼

3.Aさんの事例▼

4.まとめ▼

 

1.スプライフの通所と法定雇用率について

スプライフでは平日と土曜日の朝9時から夕方17時まで開所をしております。訓練は平日1限目から4限目(10時から15時)まで、土曜日は午前中のみ1限目から2限目(10時から12時)まで行っております。

見学に来られた方からはよく「週に何日、どのくらい訓練したら就職できるのか?」という質問をいただきます。この質問に対して私たちは「就労希望条件によって変わってきます。迷っているのであれば週5日で4時間は日中活動できる体力をつけておくと安心です。」というお答えをしています。

話は少し戻りますがスプライフの一日の予定は上記の通りとなっております。これは何となく設定しているわけではなく、ちゃんと理由があります。ブログをご覧の皆さんは法定雇用率という言葉を耳にしたことはありますか?

基本的に企業は障害のある方を一定人数雇用しなければいけないという制度があり、障害の種別や障害者手帳の等級などの細かな規定はありますが「常用労働者数は、週の所定労働時間が30時間以上の労働者(短時間労働者(=週の所定労働時間が20時間以上30時間未満)は0.5人分カウント)※2022.7月現在」というルールが設けられています。

つまり多くの企業が雇用率の達成のためにも週に30時間以上もしくは20時間以上勤務できる方を募集する傾向が高いという事です。そのためスプライフでは平日週5日は1日4時間分の訓練を実施しております。

 

2.就職者

2021年度には11名の方がスプライフ西新センターから就職されました。そのうち10名の方は週5日、1名は週3日から4日の勤務に取り組まれています。勤務時間は職種によって様々ですが4時間の短時間の方もいれば8時間勤務されている方もいます。皆さんの1日平均勤務時間は6.6時間となりました。

就職者の皆さんの求職活動中の通所ペースは様々で、初めから週5日通所できた人、最初は少ない日数から通所訓練を行っていった人もいました。ただ、共通して言えることは皆さん就労希望条件に沿った通所を目指し、最終的に11名中10名の方は週5日の通所を取り組まれていました。

 

3.Aさんの事例

さて、ここで今現在通所を頑張っているAさんの事例をご紹介しようと思います。

 

　Aさんのプロフィール

　・30代

　・不安障害

　・過去に就労経験あり

Aさんは、これまでは企業で一般枠の正社員として長年働いてきました。しかし、病気を発症し、退職。そして、治療ののち就労移行支援を活用していくことを選択されました。

Aさんは早めの就労より、就労に向けた体力をつけることを第一に目標に掲げられています。自身の特性として強い不安感があるため、じっくりと体験を重ねて本利用となりました。いきなり毎日訓練をしていくことは体力的に不安で自信がないとのことだったので、担当職員と相談し、利用後は週に2日、半日の通所から始めていくことになりました。

Aさん自身の最終的な通所目標は、一般的な就労時間を想定して週5日の終日通所を目指されています。職員といつまでに何日通所行うか目標を設定することにしました。その結果、無理しすぎないように体調面の確認、不安感の聞き取りを行いながら徐々に通所日数を増やすことができました。現在は週5日の半日通所に励まれています。

 

4.まとめ

皆さんの何日働きたい、いつ就職したいといった就労希望や体力、障害は人それぞれです。ただ、就労移行支援事業所は原則2年間という利用期間が設けられています。そして就職にあたりスキルや知識、経験を求められることが多いですが、それは仕事ができるまでに体調が安定していること、勤務できる体力があることが前提だと思います。

私たちは限られた時間の中で就職に向けて体力をつけていくことや就労スキル獲得のお手伝いを行っております。これまで西新センターから就職した人が何を頑張り、どのようにして就職へと繋がったか気になる方はご気軽にお問い合わせください。