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こんにちは。スプライフ小倉センターです。

新しい年度が始まり、新しい出会いもあればお別れも多い季節ですよね。

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

 

さて、みなさんは集団で作業をすることは得意ですか?

当センターに通われている利用者様は「一人で作業する方が好き」「周囲の人と協力しながら作業することが苦手」と感じていらっしゃる方がほとんどです。

そんな皆様に少しでも苦手意識を緩和していただくために先日行った「集団軽作業」という訓練をご紹介させていただきたいと思います。

 

 

【もくじ】

1.集団軽作業の目的

2.作業内容の確認

3.作業開始!

4.作業を終えて

5.まとめ

 

1.集団軽作業の目的

スプライフ小倉センターでは「軽作業」という訓練を毎日1コマずつ取り入れています。

内容は事務系・作業系それぞれに特化した作業を基本的に1人で取り組める内容となっています。

しかし、実際に職場で働き始めると誰かと協力しながら作業をすることもあれば、わからないことを聞いたり、作業内容を報告しなければいけない場面もあるかと思います。

そこで少しでもチームで働くことの苦手意識を緩和していただくために3～4か月に一度のペースで「集団軽作業」という訓練を取り入れています。

 

2.作業内容の確認

今回の作業内容は「東日本・西日本別伝票仕分け」です。

1班9名の2チームに分かれ、A~Iそれぞれに役割が割り振られています。

中でも今回はより職場に近い集団作業を想定して、1班に1名班長(役割A)を配置させていただきました。

その他の方の役割もご自身に合っているポジションを班長中心に利用者様同士で話し合っていただき、なるべく職員は介入せずに作業を進めていただくことを意識しています。

A~Iの詳しい役割や作業内容につきましては画像をご覧ください!(当日実際に使用した作業指示書です!)

 

3.　作業開始!

いざ作業が始まりました。

職員も利用者様も何とも言えない緊張感に包みこまれ、何かと戸惑いながらもそれぞれ決まった配置につき、使用する材料の準備を終えたら作業に取り掛かります。

すると途中で「これどうするんだっけ」「誰かに確認してほしいな」と疑問点や不安が当然出てきます。

これは当たり前のことで、初めて行う作業でいきなり完璧にできる人なんていませんよね。

これは実際の職場でも同じです。

最初は戸惑いながらも上手く言えなくても自分なりに質問をしてみることが大切です。

中には緊張が強く自分からどうしても質問をすることが難しい方もいらっしゃいます。

そういう方には周囲の人や班長がその様子を感じ取り「わからないところはありませんか?」など声を掛けている姿も見られました。

そんな利用者様の姿を見ていると正直なところ職員も「声をかけてあげたい!」と、もどかしい気持ちになりますが、ここは心を鬼にして見守りを続けます。

 

4.　作業を終えて

まずは、各班の班長に感想を伺うと「全体を見ることがこんなに難しいとは思わなかった」「自分の作業に集中しすぎて周りを見ることができなかった」など、反省点や改善点を挙げられていました。

続いて班長以外のメンバーの感想は「何個かミスをしてしまった」「作業効率が悪く時間が掛かってしまった」などこちらも班長同様ご自身の作業内容についての反省点を挙げられていました。

しかし、反省点ばかりではなく「とてもいい経験になった」「今まで関わったことのない方と初めて話すことができてよかった」など良かった点も多く挙がっていました。

作業開始前は皆様の表情が硬く不安そうにしていたのが、作業終了後は開始前が嘘かのように表情が明るくなっていました。

今回の集団軽作業をまとめて天気で例えると…「曇りのち晴れ」という感じですね!

 

5.まとめ

今回の訓練でミスをしてしまったことを気にされる方々もいらっしゃいました。

しかし、それを責める人は誰一人いません。

なぜなら、訓練は失敗するための訓練と言っても過言ではないくらい、失敗は大切な過程だからです。

その失敗から1つでも未来の成功に繋がる材料が見つかればその訓練は大成功と言えるのではないでしょうか?

 

スプライフ小倉センターでは、「集団軽作業」の他にも様々なイベントを実施しています!

その他にもご本人の希望や要望に沿った支援をさせていただいておりますので、このブログを読んで、少しでも興味を持っていただいた方や、話を聞いてみたい方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度見学や相談に来てみませんか?

まずはご気軽にお問い合わせをください!

職員一同心よりお待ちしております。