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こんにちは。西新センターです。

暑い中での生活、皆様ほんとうにお疲れ様です。しかし、晴れた空を見るとなんだか「今日も頑張ってみようかな。」そんな気持ちになることがあります。そんな“少し頑張ってみようかな。”という気持ちから通所を開始し、見事目標であった就職をつかみ取った方の就職までの道のりをご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。

 

【もくじ】

1.Aさんのプロフィール

2.利用当初の様子

3.働くための体力づくりとスキルアップ

4.就職活動

5.まとめ

 

1.Aさんのプロフィール

　・20代女性

　・中学、高校で不登校、その後ひきこもり

　・不安障害、発達障害

　・就労経験なし

 

2.利用当初の様子

　Aさんがスプライフに繋がったのは、Aさんが住む地域にある障がい者基幹相談支援センターへ「そろそろ働く準備がしたい。」と相談をしたことがきっかけでした。その後、基幹相談支援センターの職員の方とスプライフへご来所・見学していただき、体験を経て利用を開始。利用当初、‘就職したいという気持ちはあるけれど、そのために何をすべきなのか全く想像がつかない’といった状況で、「体力も働くためのスキルも就職活動準備もどれも分からないことだらけで不安です。」とご本人から相談がありました。そこで、まずは就職までのスケジュールを本人と立て、就職するまでに必要な物やスキル、課題を書き出しました。

 

3.働くための体力づくりとスキルアップ

　不登校や引きこもりにより、外出することや自宅以外の環境に慣れることからのスタートでした。職員と立てた就職までのスケジュールと自身の課題を参考に、通所ペースの調整や軽作業の内容変更を行いました。まずは週3日の通所目標としてスケジュールを立て、達成後には面談の中で評価を行いました。通所体力に対する自信が付き、通所が安定してきたため、ご本人の就労希望に沿って月18日の通所を目標にスケジュールを立てました。また、パソコン作業への苦手意識が強かったため、履歴書作成ができる程度のタイピングやWordのスキルを身に付けることを目標にパソコン訓練やタイピング練習に取り組んでいただきました。軽作業では、販売職や事務職、清掃職などを想定した仕分けや領収書作成、アルコール消毒作業、掲示物作成※など様々な作業に取り組んでいただくことで、自身の得意不得意に気づく機会にも繋がったようでした。

※ブログ写真にありますPOPは実際に軽作業でAさんに作成していただいたものです!

 

4.就職活動

　Aさんは就労経験がなく、自分に合った職種も分からないという状況でした。そこで販売職や清掃職、事務職など様々な職種の企業見学へ参加していただきました。その中で、「自分には清掃職が合っている気がする。」とご本人から報告があり、清掃職への就職を目標とした就職活動を進めました。ハローワーク登録や求人検索、履歴書作成など初めてのことばかりで緊張と不安があったようですが、職員と一緒に二人三脚で積極的に就職活動を行い、清掃職の求人を見つけ、企業見学と実習を経て※トライアル雇用として就職が決まりました。現在は、トライアル雇用を経て正規雇用をしていただき、毎日元気に働いていらっしゃいます。

 

※トライアル雇用:「トライアル雇用」は、職業経験の不足などから就職が困難な求職者等を原則3か月間試行雇用することにより、その適性や能力を見極め、期間の定めのない雇用への移行のきっかけとしていただくことを目的とした制度です。労働者と企業がお互いを理解した上で無期雇用へ移行することができるため、ミスマッチを防ぐことができます。(厚生労働省HP引用)

 

5.まとめ

　今回は、生活リズムや体力づくりの課題克服から就職準備・活動を経て、就職という目標を達成した方の通所から就職までを簡単にお伝えいたしました。

　最近、西新センターでは高校や大学を卒業してすぐ利用を開始する10~20代の方や就労経験のある30~50代の方など、幅広い年齢層の方にご利用いただいております。

一人ひとりのご経験やスキル、ご希望に沿った就職支援を心掛けております。将来への不安を抱えている方やそのご家族の皆様。一度、スプライフへご相談ください。