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こんにちは、スプライフ博多センターです。
2024年も残り2か月を切りましたが、皆さんにとって今年はどんな1年でしたか。私たち博多センターにとっては、大きなイベントを開催したとても印象に残る1年でした。
私たちが主催したイベント『企業様・就職者特別講演会 障がい者雇用に取り組む企業の声、就職者の今』では、障がい者雇用を行う企業とそこで働く博多センターから就職した方々に講演を行ってもらい、「企業がどのように障がい者雇用に取り組んでいるか、就職した方々には働き方や今頑張っていること」など話してもらいました。
今回講演していただいた企業・就職者は、「LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社」「JR九州パレットワーク株式会社」の2社と博多センターからそれぞれ就職されたA・B・C・Dさんの4人の方たちです。
この2社は障がい者雇用にとても力を入れており、博多センターとも密に連携をとらせていただいていることがきっかけで、今回の講演会をお願いする運びになりました。
当日は博多センターの利用者さんをはじめ、薬院・西新センターの利用者さん、医療・福祉サービスに従事する支援者や学校の先生たち、そして今後就労を検討しようと考えている方など、およそ70人余りの方たちにご来場いただきました。今回はそのイベントの様子をお伝えします。
目次
1.LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社様の講演
2.JR九州パレットワーク株式会社様の講演
3.最後に
1.LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社様の講演
会社紹介
LINEヤフーコミュニケーションズ株式会社はLINEヤフー株式会社の子会社です。主にサービスの運営を担当しており、従業員の多くはIT業界以外の業種から転職した方が従事されています。
障がい者雇用に関して、以前は「業務の切り出し」「採用コストがかかる」など苦労も多かったと話してくださいました。しかし現在は、「業務のマニュアル化」「社内での業務委託」「ジョブトレーナーによるサポート体制」など、障がいのある方が働きやすい環境を整え、メンタルサポートにも力を入れ、コミュニケーションを大切にすることを心掛けられています。
また、社内では多様性を重視され、「色んな障がいのある方や国籍の方々が一つひとつの仕事を大切にし、一人ひとりの社員を大切にし、成長を続けることができるようにしたい」と説明がありました。
会社紹介後、博多センターから就職されたA・B・Cさん3人の方たちに登壇していただき、それぞれが担当している業務や心掛けていることなど話してもらいました。
Aさん:備品などの検収・発注業務
Aさんは働くうえで「不確かなものはそのままにしない」ことを心掛け、確実に理解できているか、忘れやすいことはメモできているか、など、日ごろから確認を怠らず業務に携わっていると話してくれました。
Bさん:社内マニュアル作成、支払い申請などオフィスサポート
Bさんは入社した頃、自分の特性や障がいについて、ややネガティブに感じていましたが、一緒に働く方たちの「苦手なことより得意なことに着目してくれる」ことから、今では自己肯定感も高まり問題なく仕事ができていると話してくれました。
Cさん:オフィス内のクリーンキーパー
Cさんは常日頃から隅々まで掃除することを心掛けて働いています。入社して良かったことは「個性を理解してくれる方が多く、気軽に相談できるところ」と話してくれました。
3人とも来場者に向けて、自信を持って話している姿がとても印象的でした。これは企業が一人ひとりを大切にしていることの表れだと感じました。
2.JR九州パレットワーク株式会社様の講演
会社紹介
JR九州パレットワーク株式会社は、九州旅客鉄道株式会社の特例子会社(障がいがある方の雇用促進に特化したグループ会社)で、社員の多くは障がいのある方です。
障がい者雇用をするうえで「さまざまな個性の人材、多様な業務、それらを受け入れる多様な働き方がある職場」を重視され、障がい者のある方のためのマニュアル作成や指導員のバックアップ体制の構築、日々の健康面のチェックなどを行っています。
また、関連機関(特別支援学校や就労移行支援事業所など)と連携を図り、常に働きやすい環境を作っていると説明がありました。
会社紹介後、博多センターから就職したDさんに登壇していただきました。
Dさん:乗務員宿泊所の清掃、社内配送、事務補助など
Dさんは就労して良かったことについて、「指導員の方がいて安心する。そして明るくて元気な同僚がいて話しやすい」ことを挙げていました。今後については、「先輩がたくさん業務を教えてくれたから、自分も新入職員に教えていけるようにしたい」と話してくれました。
Dさんが安心して働くことができているのは、同僚や指導員の方たちがいつも明るく接してくれること、また企業が関連機関と連携して働きやすい環境を整えていることなどが大きな要因だと感じました。
3.最後に
2社の企業様・就職者の講演会が終わり、会場から「求職者に求める人材像はありますか?」「障がい者雇用で大変だったことや困ったことはありますか?」など多くの質問が寄せられ、来場者アンケートには「企業が障がい者雇用についてとても力を入れていることがわかりました」「支援者以上に理解しているくらい頑張っていることが分かりました」との声をいただきました。
これは2社の障がい者雇用に対する企業努力や就職された方々の活躍を見て、とても興味を持っていただいたからだと思います。
今回のイベントは2社のおかげで、来場した方たちに障がい者雇用についてたくさんのことを知ってもらう機会にできたと思います。これからも企業様との連携を大切にして、日々の訓練や就職後の支援を行っていきたいと思います。
今回は10月11日に開催したイベント内容をお伝えしました。このイベントは開催までの準備から当日まで、博多センターの利用者の方たちと一緒に作り上げたイベントでした。
次回のブログはその内容をお伝えしたいと思います。ぜひお楽しみにしていてください!
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