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こんにちは、スプライフ博多センターです。
段々と温かくなってきましたね。この季節は花粉症にやられている職員も増えてきました。

 

さて今回は、4月から就職が決まったTさんのご紹介をしたいと思います。

 

 

目次

1.スプライフに通所したきっかけ
2.訓練について
3.就職活動での悩み
4.これからの意気込み
5.最後に

 

1.スプライフに通所したきっかけ

 

Tさんは30代男性の方で強迫性障害とトゥレット症の診断を受けています。雨粒の跳ね返りや他人との共用物の洗浄行為が止まらなくなることと比例してチック症が出てしまい、周りの方に見られることで嫌な思いをすることがありました。そんなTさんがスプライフに通所するようになったきっかけは、生活訓練の次のステップとして相談支援員と面談を行った際に「社会貢献をしたい。一般企業で就職をしたい」と思いを伝えたところ、スプライフの紹介を受け通所開始となりました。

初めて博多センターで話を聞いたときに自分のペースで就職できそう。自主性をもって訓練に参加できることなどに魅力を感じたそうです。

通所前は障がいを持っていることに負い目を感じていたTさんですが、自身の生きづらさを理解してくれる職員のおかげで安心して訓練と就職活動に取り組むことが出来るようになりました。

 

2.訓練について

 

通所が決まり訓練に参加する中で、実際の職場を想定した訓練のジョブトレーニング(チーム作業)やお仕事研究、ビジネス文書作成など実践的な訓練でビジネススキルを磨き、自信を付けて行くことができました。

また、ジョブトレーニングではチーム内での会話がビジネスマナーを意識したものとなっており、職場でのコミュニケーションに活用できることで自信に繋げていくことができました。

 

3.就職活動での悩み

 

就職活動ではどのように社会貢献をしたいか考えるとともに自身の生きづらさと向き合いながら就職活動に取り組みました。

まずはやりたいことをリストアップし、自分でできることのすり合わせを行い、働きやすい働き方を見つけていきました。その中で自身に合った働き方としてリモートワークという働き方に行きつきました。一方で主治医のアドバイスで「外に出て強迫観念に少しずつ慣れていくことも必要」と言われていたこともあり、リモートワークでいいのかという葛藤もありました。そのため「仕事以外で外に出ることで改善していく」と目標設定し、納得した形で就職活動をすることができました。

また、面接ではリモート面接を行いましたが、対面面接とは違う大変さもあり、自分の人柄をどのように伝えていくかを意識し、いつもよりリアクションを大きくしたり、笑顔のタイミングなどを意識しながら面接練習なども行い、見事採用に繋がりました。

 

4.これからの意気込み

 

「これからがスタートという意識を持ち、長く勤めているように定着支援も利用しながら、まずは目の前の仕事をこなしていきたいです。また、将来的には自分と同じ悩みを持っている人の助けになれるような人になりたいです」と意気込みを語ってくれました。

 

 

5.最後に

 

皆さん就職に向けての悩みは絶えないものだと思います。

夢がない。何をしたいかわからない。自分なんて…と思っている方、まずは一人で悩まず相談をしてみることから始めてみませんか?

博多センターでは様々な悩みを抱えている利用者さんが就職に向けて訓練を受けています。

4月23日(水)11時からはお仕事研究の発表会があります。利用者さんがそれぞれのお仕事について一から調べて資料を作成し、発表します。日ごろの訓練の様子を見ることが出来る機会になっておりますので、是非見学に来てみてはいかがでしょうか。その他でも随時見学や面談を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。