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今回は、スプライフ薬院センターから晴れて就職となったRさん(うつ病/20代/女性)の事例をご紹介します。
「子どもと関わる仕事がしたい」という思いのあったRさん。どのように就職活動を進めたのでしょうか。
目次
1. Rさんのストーリー
2. 通所スタイル
3. 訓練内容
4. 就職活動
5. まとめ
1. Rさんのストーリー
保育士資格を取得し、保育園でフルタイム勤務をしていたRさん。憧れの仕事に就けたことで充実感を得ていましたが、休憩が取れない激務が続き、現実とのギャップに直面しました。その結果、小さな失敗にもひどく落ち込むことが増え、次第に仕事へ行くことが辛くなり退職を選択。医療機関を受診したところ、うつ病と診断されました。
また、Rさんには
• 気分の浮き沈みが激しい
• 一対一でのコミュニケーションが苦手
• 緊張と不安から話しづらい雰囲気を作ってしまう
• 過集中
といった困りごとがありました。
その後、通院先の精神保健福祉士からスプライフのパンフレットを紹介され、ご家族とともに薬院センターで面談を実施。見学と体験を経て通所を開始しました。
2. 通所スタイル
新しい環境で訓練を始めることに強い不安を抱いていたRさん。週1日、1時間から通所を開始し、交通機関の利用やスプライフの訓練室に慣れることからスタートしました。
チェックシートを活用して、自身の状態を客観的に把握。疲労度合いを数値化し、1日の行動を振り返ることで、心身の負担を少しずつ軽減していくことを目指しました。一つひとつ目標を達成するたびに自信がつき、通所日数や時間を徐々に増やすことができました。
最終的には週4~5日の訓練が可能となり、「少しずつ挑戦を続けることで、自分の可能性を見つけられた」と語ってくれました。
薬院センターでは、利用者一人ひとりのペースに合わせた支援を行い、目標達成を全力でサポートしています。
3. 訓練内容
保育の仕事から離れ、事務職に興味を持ったRさんは、伝票作成や領収書作成などの事務作業に挑戦したり、得意不得意を振り返る機会を持つことで自己理解を深めました。また、タイピング練習を兼ねた3分間スピーチの原稿作成にも取り組みました。支援員の前で読み上げる中で自信をつけ、最終的には原稿を見ずに堂々とスピーチできるまで成長しました。この成功体験が新たなステップの礎となりました。
4. 就職活動
Rさんは、当初事務職を志望していましたが、「本当に自分がやりたい仕事は何か」を再考し、その結果、キッズプレイパークの受付・清掃の求人に惹かれ、支援員に相談がありました。
「やっぱり子どもと関わる仕事がしたい」という思いが強かったようです。
ただし、その求人は一般枠の求人でした。支援員とRさんで話し合ったうえで、企業側にRさんの障がいを開示し、選考を進められるか相談を行いました。また、スプライフの定着支援サービスについても説明したところ、快く面接の機会をいただくことができました。
そこからは、訓練で磨いた文章作成スキルを活かし、Rさんは履歴書をスムーズに作成。支援員が添削を行い、完成度の高い応募書類を提出することができました。また、模擬面接やワークシートを活用し、面接準備も万全に整えました。
本番の面接は和やかな雰囲気の中で行われ、Rさんの熱意が伝わり、無事に「キッズプレイパークのスタッフ(パート)」として内定が決まりました。
5. まとめ
週1日1時間から通所を始めたRさんは、現在週3日5時間の勤務を安定して続けています。責任感があると企業からも高く評価されています。
薬院センターでは随時見学や体験利用を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。職員一同、皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。
※プライバシー保護のため、事実をもとに文章を一部再構成しています。
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