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C.Oさん・女性・20代の雇用事例 発達障害(自閉症スペクトラム)

希望していた週40時間勤務での就業に

C.Oさん(女性・20代・サービス業)

業務内容

施設内清掃、配膳・下膳、その他介護助手

障害名

発達障害(自閉症スペクトラム)

  • 自閉症スペクトラムとは

    自閉症スペクトラム障害とは、神経発達症群に分類される診断名のひとつで、他者とのコミュニケーションや言語に関する症状があるという特徴があります。

通所前の症状・状況

就職後、症状がでる

看護学校から紹介された病院で介護の仕事に就きましたが、その中で、症状が出てきて仕事を続けることが難しくなり、清掃に配置転換となりました。その部署でも失敗が続いたため、病院受診。




通所中の状況

積極的な訓練参加で、スキルアップ。

早期就労を目指していたため、通所開始時は週4日からスタートし、2か月経過の後に週5日へ変更しました。通院や自営業の自宅の手伝いなど考慮しながら、訓練に参加していきました。
PC、BM、SST、軽作業、季刊誌作成、レクレーション、就職相談、目標確認の訓練を受講。
事務系も視野に入れていたため、PCスキル向上を中心にまんべんなく訓練に参加されました。季刊誌作成においては、責任感を感じさせる発言もあり、積極的に取り組んでいました。

実習を活かして、介護補助業務へ就業。

通所開始半年後から、就職活動HW、なかぽつ(障害者就業・生活支援センター)とも連携して活動を開始し、事務の応募で1社受けましたが書類で落選してしまいました。周りの人の意見で方向性が急に変わるなど、こまめな情報共有が必要な状態でした。
最終的には介護補助の仕事に決まりました。実習に関しては雇用前提での参加でした。
表情が乏しく、言葉も単刀直入なため人間関係のトラブルに関しては少なくなかったようです。また、事務未経験であったため、PC操作の基本から、メモを取ることなども併せて訓練を行いました。

就業後の様子

短時間勤務から、早い段階で週40時間勤務へ。

当初、短時間からの勤務を希望していましたが、早い段階でフルタイムで働きたいとの変更があり、週24時間勤務(週3日、8時間)から開始しました。3ヶ月目で希望の週40時間勤務にまで引き上げることができました。
同僚の仕事ぶりや、それに付帯する先輩の陰口等で思うところがあったようですが、面談を実施し、思いを傾聴した結果、解消されました。
なかぽつとも情報共有をし、Oさんへの指導に混乱が生じないよう努めました。

就労して半年、3ヶ月に1度、業務の整理を一緒に取り組んでいます。

現在、就労半年が経過しています。Oさんには3ヶ月に1回程度、来所いただき現状の業務内容をタイムスケジュール化して、業務内容の整理を実施しています。企業様へは、半年経過から2ヵ月に1回の頻度で訪問を行っていく予定です。

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