雇用事例
希望の医療事務就労のため、スプライフと医療講座を受講

Y.Hさん(女性・40代・事務職)
業務内容
外来業務、電話応対
障害名
精神障害(統合失調症)
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統合失調症とは
統合失調症とは、その多くが生活上のストレスが原因で発症する精神障害のひとつです。日本では2002年まで精神分裂症と呼ばれていました。
早期の就労を目指し通所を希望
他県でご主人と生活されていましたが、発症後関係性が悪化し、地元である北九州に本人のみ戻り、両親と暮らしています。ゆくゆくは他県に戻りたいとの気持ちが強くあるようですが、それまでに就労したいとの希望があり通所を開始。
事務職を希望し、様々な訓練を受講。
当初、週3日の終日利用をされていましたが、週4日に変更したいとの希望があり、徐々に週4日に増やしていきました。体調も通所も安定していました。
パソコン、ビジネスマナー、SST、軽作業、簿記、季刊誌作成訓練、社会生活力、一般常識、レクリエーションなどの訓練を実施。
事務・医療事務・調剤事務を希望されていた為、一通りの訓練には参加されていました。
地元での就職へ。精神的な不安要素は主治医に相談しながら。
実習を検討する前に就職が決まったため、実習の経験はありません。他県に戻らず北九州で就職すると決めた頃から、早めにスーツの準備や応募書類の作成(ナビゲーションブック含む)を促し、応募書類等の添削指導を行いました。
病状は落ち着いてましたが、ご主人とのトラブルで精神的に不安定になることが多かったため、定期的に面談を設けて話を傾聴し、主治医にも相談するよう促しました。
医療事務の勉強とスプライフの講座を並行して受講。
他県に戻ることが現実的ではなく、地元の北九州で医療事務の仕事に就きたいとの希望があったため、Hさんご自身で医療事務の勉強をされ、派遣会社より派遣にて就業。医療事務の講座は、スプライフの講座と並行受講されていたため、利用日数などの確認を行い、無理なく両立できるよう調整を図りました。
就労後3ヶ月は月に1度電話で状況確認を行い、面談も実施。
就職後3ヶ月間程度は月に1回電話で状況確認を行い、面談も実施(センターにて)しました。その都度、Hさんに課題を聞き、改善策を一緒に検討していきました。そして次の面談時に振り返りを行うようにしています。
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