雇用事例
本人の症状に適した職場を
Y.Kさん(男性・50代・サービス業)
業務内容
品出し
障害名
精神障害(うつ病)
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うつ病とは
うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。
一般就労されていましたが仕事のストレスにより退職。しばらく自宅にて生活していましたが就労希望があり、主治医の勧めで通所を開始しました。
PCスキルが高く個別課題にも取り組む。
利用開始直後は午前中のみ週3日の利用でした。その間、企業実習に参加後、体調をくずし長期欠席。就職前には週5日で終日利用していました。
パソコン、ビジネスマナー、SST、軽作業、簿記と幅広い訓練に参加。過去の就労経験からPCの操作が得意であったため、PCの個別課題にも取り組んでいました。
希望の職にこだわるより、本人に適した職場実習を。
Kさんは介護職希望であったため、介護施設の実習に行かれましたが、対人関係のストレスで体調を崩してしまいました。主治医より他職種を検討するように助言頂いたので、スーパーへの実習の提案を行い、実施することになりました。
スキルが髙く、通常の訓練内容では満足されない事があったので個別で軽作業のマニュアル作成などに取り組んで頂きました。また、実習の提案を行うことで就職に対する焦りの軽減に努めました。
実習が生かされ、ストレスのない就労が実現。
実習後の就職であったため、環境の変化への対応も十分出来ており、体調を崩すこともありませんでした。Yさん、企業と一か月に一回程度面談行い、状況確認を行っています。
本人も、徐々に勤務時間を延ばしていきたいと意欲を高めている様子です。
遅刻、欠勤なし。他職員との関係性も良好!
現在、Yさんの体調は安定しています。また、他の職員との関係性も良好であるようです。勤務態度もまじめで遅刻、欠勤は一度もありません。
少しずつ勤務時間を増やせるように、企業、医療機関と情報交換を行いながら支援していく予定です。
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