自分に必要なスキルを知るために。

こんにちは!久留米センターです!

先日、図書館に行ってきました。

というのも利用者のNさんが図書のお仕事に興味があると伺ったからです。

初めは本がどのように整理されているのかを見るだけのつもりだったのですが、一生懸命本を整理されているスタッフさんをみて、直撃インタビューをしてしまいました。

 

私:「仕事で大事なことや大変なことって何ですか?」
スタッフさん:「座りっぱなしと思われることがあるけど、そんなことないんです。
本の移動や整理、意外に体力使います。本には、番号があって、番号に従って正確な位置に戻すことが大事です。
位置を間違えると、お客様が本を探すときに見つけられなくなりますからね。
あと、貸出を繰り返しているうちに本の破れや汚れが出てくるので、補修しています。
落書き等は消しゴムで消します。
お客様の言葉を聞き取り、本の場所をご案内することがあるので、結構歩き回っていますよ。」

 

お客様が、探している本を手にして快適に読むために、いろんな努力をされているんですね。

小さな気づき、正確性、コミュニケーションスキルが求められるお仕事なんだなと感じました。

Nさんの訓練ですが、図書の仕事のイメージをより深めてもらえるように、棚整理(貸し出して戻ってきた本を棚に整理しながら戻す業務)に役立つような訓練を独自に作って取り組んでもらっています。

Nさんからの一言。「本の分類番号を調べることが結構難しく、時間がかかった。」

どんな仕事に就きたいか、どんな将来を描いているかは一人ひとり違います。

だからこそ、一人一人に必要な訓練があると考えています。訓練を通じて、自分にとって難しいことや得意なことを体得し、必要なスキルに気づいていけるよう、支援をさせていただいています。