「就職相談」でのお話

こんにちは、久留米センターです。

今回は「就職相談」でのお話しについてご紹介したいと思います。

 

先日、利用者の方々と「コミュニケーションって難しい時があるよね~」というお話をしていました。

その時、利用者の方(Aさんとしますね)が『以前、私はどんどん質問をしてしまってたな~』と話されていたので、「就職相談」の時間に改めてコミュニケーションについて一緒に振り返りをしました。

 

職員『前と今、コミュニケーションで変わったことってどんなこと??』

Aさん『前は、不安な事があると相手が話しているのに遮って質問をしていた。相手の都合を考えずに、早く消化したい気持ちが強かったと思う。』

職員『そうですね。以前は私が書類を読んでいると、とにかく一つ一つ書類の内容を説明されることもありましたね。今は、書類を読み終わるまで待ってくれますね。』

職員『変われたのはどうしてと思う??』

Aさん『他の利用者の方々のやり取りをみて、まとめて質問をされていたり、質問のタイミングや言い方を考えていたり。時には、自分に似ている人を客観的にみたり。こういうことは仕事をしながらでは出来なかった。今は少しずつ出来るようになってきた。』

 

Aさんは、前職で何度も質問や確認をすることで、同僚から誤解をされ、不快な言葉を言われた経験がありました。

自分自身の障害や性格を理解し、自分で工夫できることを実践することが今に繋がっているようですね。

訓練では、様々な知識だけでなく、職員や他の利用者の方との関わりを通じて、コミュニケーションのスキルアップにも力を入れています。

 

「就職相談」は週に1回、一対一で職員と話す時間です。

名前の通り、就職に向けての話はもちろんですが、就職した時にも大事になってくる、食事や睡眠、人付き合い等、生活面のお話もさせていただいています。

 

今回お話しをしたAさんが、今後就職して、新しい職場で、いきいきとお仕事ができるように今後も支援を継続していきます。