スプライフBlog
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皆さんこんにちは。スプライフ久留米センターです。
梅雨明けの待たれる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
私自身は、長い雨にも風情を感じられたらなぁと思ったりしているところです。
さて、今回はTさんの就職までの取り組みについて事例を紹介したいと思います。
【もくじ】
1.Tさんのプロフィール
2.Tさんの課題
3.スプライフでの取り組み
4.就職内定
5.おわりに
1.Tさんのプロフィール
年齢:40代
障害名:うつ病
利用日数:週5日 9:00~15:00終日利用
今回紹介させていただくTさんは、事務職として長いキャリアを積まれており、責任感も強い方でした。しかし、うつ病を発症し退職してからは外出の機会が減り、外に出ない期間が1年ほど続いていました。
2.Tさんの課題
①外出の機会が減り、家で過ごすことが増えていたことから、週5日間の通所を行う体力がありませんでした。
②人目が気になり、コミュニケーションに対する苦手意識・恐怖感がありました。
3.スプライフでの取り組み
通所をするにあたってまず初めにTさんと行ったことは、面談を行い通所の計画を立てることでした。Tさんからは「外に出ることに慣れたい」と言われていたのですが、いきなり通所日数を多く設定すれば、Tさんに掛かる負担が大きくなってしまいます。私はTさんと面談を行うなかで、今の体力で週に何日の通所ができるかを考え「週1~2日の通所に慣れるところから始めましょう」という提案をさせていただきました。
通所を開始したTさんですが、体調には波もあります。毎週振り返りの面談の中で体調や様子を確認し、少しずつ通所日数・時間を伸ばしていきました。最終的には週5日の通所を、遅刻や欠席もなく安定して行えるようになりました。Tさんの自信にもつながったようで、以前よりも明るい笑顔を見せていただけるようになりました。
コミュニケーションに関しては、どのように苦手意識・恐怖感に対処していくかを話し合うなかで、「人の視線がなぜ苦手に感じるのか」を探った時、「もしかすると他人の評価を気にしているのかもしれない」と感じた事がありました。
そこで、「他人というのは意外とTさんのことを気にしてないかもしれませんよ」という話をさせていただきました。すると、「自分の捉え方を変えていきたい」とおっしゃられ、「グループトーク(雑談の訓練)」への参加を決意されました。その後利用者と打ち解けていくなかで、「皆それぞれの人生を頑張って生きていて、他人のことばかり気にしていられないんだ」ということを実感されたようです。そして、「他の人が気にしてないなら、私ばかり他人の評価を気にしなくていいんだ!」と考えられ、以前よりも前向きにコミュニケーションを行えるようになりました。
4.就職内定
スプライフで自身の課題と向き合い、しっかりと訓練に取り組まれたTさんは、職場への企業見学や企業実習にも真面目に取り組みました。仕事をしていない期間のブランクもあり、ご本人様は不安も感じていましたが、企業様はしっかりと今のTさんを評価し、「是非一緒に働きたい」と仰ってくださいました。
5.おわりに
スプライフではご本人様の今の体調にあわせ、通所から就職までの計画を一緒に立てることができます。一人で就職活動をすることに不安を感じている方や、今の体調で就職ができるか不安な方、就職が決まったあとも仕事を続ける為のサポートが欲しい方など、皆さまのお困りごとに対して支援することができます。
このブログを読んでどんな支援があるか気になった方がいたら、ぜひお気軽にお問い合わせ・ご相談いただければと思います。見学や体験もお待ちしてます!
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