面接同行

こんにちは。スプライフ小倉センターです。

春寒の折、皆様におかれましても春の準備を少しずつされていることと思います。

 

今回は、小倉センターの就職活動においての一つの支援についてお話をさせて頂きます。

その方の名前をKさんとします。私が初めてKさんと会ったのはちょうど2年前の春でした。

Kさんは学校を卒業したばかりの就労経験が全くない方でした。

訓練を通じ知識・技術の習得は出来てきたものの働いた経験がなく自分が何の仕事に向いてのるかよく解っていませんでした。

そこで、他機関の協力も得て、いくつかの実習に行き、Kさんに合った職種を本人と家族、関係機関の人達と話し合って決めていきました。

 

職種が決まったら就職活動に力を入れ、ハローワークで求人検索を一緒に行いました。

Kさんが選んだ求人は、栽培作業の仕事でした。

いつもアクティブに動かれているKさんらしいなと感じましたが、Kさんにとってすべてが初めての経験、一人では応募書類作成も応募の仕方も解らない状態でした。

そこで、職員と一緒に話しながら、履歴書、職務経歴書の項目を一つ一つ考えて記入し、修正を入れ、最終確認をしてようやく応募までたどり着きました。

 

そして、就職経験がある方はわかるかもしれませんが、一番の難関は面接ですよね。

もちろんKさんも自分の気持ちをきちんと相手に伝えられるか不安がいっぱいでした。

そこで、面接先に職員の面接同行の依頼をし、承諾を頂きました。

そこから面接の練習が始まりました。何度言っても癖が出てしまいがちなKさん。とうとう面接当日まで、癖は直ることはなく、いざ本番!

面接時に癖が出ないことを祈りつつ、Kさんの面接を見守りながら時々、面接官より支援者の意見を求められたりするため、出来る限りKさんの強みをアピールしました。

Kさんも必死に自分の癖を抑えようとしており、「やればできるじゃん」と思いの中、面接が無事に終わりました。

 

帰り、JRのホームに二人で立ち初めての面接の感想や今までの訓練のことを振り返りながらたくさん話をしました。

そして結果は・・・見事採用!!!本当にうれしい瞬間でした。

 

Kさんのように就労経験がない方でも、小倉センターでは職員皆で就労のお手伝いをさせて頂きます。

だから安心して何でも相談してくださいね。

長文、読んでいただき有難うございました。