こんにちは、黒崎センターです!
いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。
今年も残すところあと1ヶ月となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、だいぶん前の話しですが私が担当させていただき、このブログでも何度も登場していただいていた高次脳機能障害をお持ちのSさん(過去のブログ平成30年1月11日、平成30年3月15日、平成30年4月5日)、いくつかの企業様に企業見学、企業実習をさせていただき、夏前に当初から希望されていた介護職に就職が決定していました!
黒崎センターではこの夏、他の記事を載せることになっていたため就職時のご報告はできませんでしたが、今日は先日職場定着支援でSさんが勤務されている企業へ訪問した時の様子をお話しさせてください。
Sさんの通所中の課題は「報告・連絡・相談の徹底」と「大きな声ではっきりと返答する」でしたが、訪問して影からこっそりSさんを見ると…
そこには、まだ仕事に慣れてない部分がありながらも、指示されたことに対して大きな声で返答をしながらテキパキと動かれていたSさんが…
自信に満ちイキイキとしたSさんを見て、「通所中からものすごく変わったなぁ~」ととてもうれしくなりました。
その後、Sさんと企業の方を交えて少しお話しをしました。
私:「お疲れ様です。仕事は慣れましたか?困ったことはありませんか?」
Sさん:「はい、訓練中にやっていたように業務の中でもメモを取り確認をして仕事をしています。わからないことは先輩に聞いてやっていますので、特に不安な事や困った事はありません」
企業担当者:「指示したことは都度メモを取り、確認しながら仕事ができています。少しずつ新しい仕事に慣れていただけるようにしていけたらと思っています」
Sさんが通所中にとても時間をかけて取り組んでいた「メモ取り」。
習慣化できていて自然とできるようになっていてさらにうれしくなりました。
そんなSさんのがんばりが、企業にも認められて、最初はパート社員だったのが先日正社員登用されることになったとのご報告がありました。
またまたうれしくなりました。
高次脳機能障害というのは障害特性上、なかなか復職しずらい、仕事に就きにくいと言われることもありますが、しっかり訓練しご本人の努力と、職場のご理解、ご配慮があるとこんなにもできるんだとSさんを通して私も勉強させていただくことが多いです。
これからもSさんと企業側の双方が、不安なくこれからも長く働き続けることができるように定着支援を行っていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
