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こんにちは小倉センターです。

今年も残すところ一ヶ月を切りました!やり残したことはないですか?

今回は、小倉センターを利用されているAさんの入所してから現在までのお話をさせていただきたいと思います。

 

【もくじ】

1.Aさんのプロフィール

2.入所時から現在までの様子と支援内容

3.まとめ

 

1.Aさんのプロフィール

・女性(20代)・うつ病

・就労経験なし

 

Aさんは、学生時代にうつ病を発症。しばらくはご自宅で静養されていました。

状態が上向いてきたころ、主治医からスプライフを紹介されました。すぐに体験利用を重ねられ、利用開始となりました。

 

2. 入所時から現在までの様子と支援内容

　初めは外出することも億劫で、通所時はご家族が車で送迎されていました。まずはスプライフに慣れていただくため、週1回1日1コマの訓練を受けることから始めました。少し慣れてきてからは、コロナウイルス感染への不安もあったため、在宅訓練と併用して月に10日訓練を受けることを目標としていました。通所時はこまめに面談を行い、心身状況の確認や今後についての目標設定をしました。在宅訓練では主にPC(Word・Excel・タイピング練習)や手書きの軽作業に取り組まれました。1日2回決められた時間に開始と終了の連絡をすることで、ビジネスコミュニケーションの練習にもなりました。

 

　スプライフを利用開始になって1年が過ぎた頃からは、職場体験実習に行くことを目標としていました。就労経験がないため、実際に企業で実習をさせていただき周囲とのコミュニケーションや作業の得意・不得意の見極めを行うことを職場体験実習の目的としていました。

　しかし、安定して週に3～4日通所することが体力的に難しく、中々実際に実習に行くことができませんでした。スプライフでは安定した通所ができるようになることが、実習参加の一つの目安としています。(障害者雇用求人の多くは週20時間以上の勤務を求められることが多いため、実際に就職活動をする時期には週5日終日利用できるようになることが理想です)

　Aさんの場合、「実習には行きたい、だから頑張って週に3日来てみた…!」とすると、翌週や翌々週に調子を崩し、欠席が続く傾向が見られました。残念ながらまだ外部に実習に行ける状態ではありませんでした。

 

　利用開始から1年半が経過したころ、本人と今後についての話し合いの場を設けました。体調が整わず体力面で自信がない時期だったため、これからどのような方向で進めていきたいか、本人の意向を確認しました。すると、「一般就労を目指したいです」と強い決意が聞けました。決意が固まってからは見違えるように通所日数が増えました。通所もお一人で公共の交通機関を利用し、週20時間の訓練に取り組まれました。

通所実績がしっかりでき心身状態も安定し、主治医からも許可が出たところで職場体験実習に参加しました。そして実習先では一度も遅刻・早退・欠勤なく働くことができました。周囲の方々ともコミュニケーションがとれ、作業面も全く問題ないとの評価でした。

本人も「思っていたより働けた!このままここに就職したい!」との感想でした。

そのまま応募し、現在はトライアル雇用で働かれています。

 

3.まとめ

　入所当時は働く自信がないように見受けられていたAさんですが、現在は表情も明るく「やってみないと分からない。頑張ります!」と、今後の就労についてもすごく前向きに考えられています。

Aさんのように初めは就労体力に自身のない方は実は沢山いらっしゃいます。

スプライフは担当制のため、一人一人の状態を見ながら状況に合わせた支援を行っています。Aさんのケースでは本人のペースを尊重し、こちらでできることや職種、働き方の提案を行いました。

 

　スプライフでは「1人では就職に辿り着けるか不安」等、お悩みの相談を受け付けております。

まずは、お問い合わせをいただきご予約を入れていただければと思います。

職員一同、心よりお待ちしております。