スプライフBlog
- カテゴリ
- 博多センター
こんにちは、スプライフ博多センターです。
夏はジリジリと照りつける太陽を避けていましたが、今はその太陽の日差しがありがたく感じるほど寒くなってきましたね。
さて今回は、私が就労定着支援を担当する中で感じたことをお話ししたいと思います。
【目次】
1.就労で大事なのは「素直に受け止める・考える」こと
皆さんは就労定着支援のサービスをご存知ですか?
就労移行支援で訓練をし、就職された方を長期的にサポートするサービスです。
月に1回、利用者さんとの面談で勤務時の様子の聞き取りや相談対応をしたり、企業の方に利用者さんの勤務時の様子や作業能力の評価をいただいたりしています。
このように、定期的なやり取りをする事で、利用者さんと企業の間を取り持つ支援をしています。
先日、ある就職者の方と面談をしたときに、就労をする上で大事だと感じたことは「素直に受け止める・考える」ことです。
これは、企業からの指示や話に対して何でも「はい」と言いなさいという意味ではありません。
皆さんは新しい業務を任されたとき、どう答えますか?
新しく任せられた業務、やって欲しいと言われたことを素直に受け止め、「まずは、どうやったらできるかな」と考える事が社会人として求められている大事なスキルです。
やったことがない事には、不安や心配がつきものですが、最初に「嫌だな」と思ってしまうと、「やりたくない業務」になってしまいます。
人間だれでも、嫌な事を好きでやりたいとは思えませんし、「嫌だな」と思いながら取り組んでも、「やってみたらできた!」という達成感もなかなか味わえません。
2.Aさんの事例
先日面談したAさんは、企業から「勤務開始10分前に来るなど、余裕を持った行動をとって欲しい」とお願いされていました。
スプライフへの通所時も時々遅刻をしていたAさんは、余裕を持った行動をするのが今も苦手です。
そんなAさんから、「10分前行動をするにはどうしたらいいですか?」と相談を受けました。
私からはアラームが鳴ったら顔を洗うなど、出社する準備行動をとるように提案をしました。
結果はこれから出るのですが、Aさんは「やってみます」としっかりおっしゃられました。
自分で苦手と分かっている事でも「嫌だな…」より、「やってみよう」と頑張ろうとする姿を見ると、とても応援したくなりました。
「社会人として一人前になれるよう努力して欲しい」と企業から成長目標を掲げてもらっているため、Aさんはコロナの影響で業務の取り組み方が変わっても、「まずはやってみる」という精神で様々なことに取り組まれています。
企業からも、このように努力する姿勢を評価していただいています。
3.企業の反応
Aさんのように、「素直に受け止め、まずはやってみよう」という姿勢の方は就労にも積極的で、企業も「頑張ってくれています、これからも一緒に働きたい」と言ってくださいます。
逆に「嫌だな」という気持ちで仕事に向かうと、企業からは「どのように業務をお願いしていいかわからないんですよね…」と言われてしまうこともあります。
企業は「なんでも頑張ります!」と言って欲しいのではなく、本人ができることを見つけて、前向きな気持ちで取り組んでほしいと考えています。もし苦手なら、別の仕事へ変えていくためのヒントにしていきたいと考えています。
4.まとめ
長く仕事を続けていくなかで、できることとできないことが出てくると思います。
しかし、できないことは「やりたくない」よりも「どうやったらできるかな」という前向きな気持ちで向き合うことで、企業からの評価や関係性が良い方に変わっていきます。
「どうやったらできるかな」は、スプライフの職員も一緒に考えていきます!!
これがスプライフの就労定着支援です。
少しでもご興味を持たれた方は、お気軽にお問合せください。
また、見学や体験は随時承っています。
皆さんのお越しを心よりお待ちしております。
おすすめ記事
- 新着記事
- 【スタッフ募集】利用者さんの「働きたい!」をサポート。小倉・久留米・黒崎センターで就労支援員募集中です!
- 障がいのある方が卒業後の進路の選択肢を広げるために。訓練体験会・スプライフ見学会を行いました!
- 小倉センターに新しいプログラム「グループ訓練」を導入しました!
- コミュニケーション上手になろう!社会の一員として生きていくためにできること
- 就労定着支援サービスってなに?仕事を続ける難しさや悩みについてサポートします!
- 一覧へ
- タグ
- 人気記事
-
1障害のある方の「会計年度任用職員」についてご紹介します
-
2【スタッフ募集】利用者さんの「働きたい!」をサポート。小倉・久留米・黒崎センターで就労支援員募集中です!
-
3小倉センターに新しいプログラム「グループ訓練」を導入しました!
-
4障がいのある方が卒業後の進路の選択肢を広げるために。訓練体験会・スプライフ見学会を行いました!
-
5コミュニケーション上手になろう!社会の一員として生きていくためにできること
- アーカイブ
-
2024年
-
2023年
-
2022年
-
2021年
-
2020年
-
2019年
-
2018年
-
2017年