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こんにちは、博多センターです。
5月も下旬に差し掛かり、初夏の陽気を感じる季節になってきました。この時期は新年度からの環境変化などで疲れも出やすい時期です。体調管理に気を付けて過ごしていきましょう。
さて今回は、博多センターから今年4月に就労したAさんのお話しをします。
【もくじ】
1.Aさんのプロフィール
Aさんは2020年3月に特別支援学校を卒業後、同年4月からスプライフ博多センターで通所を開始しました。人前や初めての場所や物事がとても苦手で、通所当初は緊張や不安な気持ちを持ちながら訓練を受けていました。言葉の意味や作業の指示が分からないこと、人前でなかなか話しをできないことから、気持ちが不安定になるときもありました。
そのため、毎日支援員と言葉の意味や指示されている作業の内容を一つ一つ確認して、少しずつできることを増やしていきました。
また、軽作業訓練では計量や仕分け・製本作業などにも取り組みました。元々手先を使うことが好きで集中して作業に取り組み続けた結果、完成度の高い出来栄えになっていきました。
人前で自分の話しや意見を伝えることは難しかったので、前もって支援員と話す内容を整理しノートに書き出す練習をしました。また、通所時に訓練室や事務所で「おはようございます」「お疲れさまでした」と挨拶練習をすることで、少しずつ人前に慣れることができました。
こうしてできることが増えることで不安や緊張が和らぎ、少しずつ心の中に自信を付けていきました。
2.実習でさらに自信を付けていく
2021年12月、軽作業や清掃業務が主な職場に、約2週間実習に行くことになりました。もちろん初めての場所のため、不安と緊張でいっぱいでした。
昔のAさんなら「実習をやめたい!」「もう行きたくない!」と思ったでしょうが、これまで培った自信から一生懸命に頑張ることができました。そして、実習が終わると支援員に「どうしたらもっと大きな声を出せるのか?」「困ったことがあったら誰に伝えたらいいのか?」と、次を見据えて相談をしていました。次回の実習で相談したことを実践することで、さらに自信を付けていきました。その結果、実習先の企業からも高く評価していただき、就職が決定しました。
3.まとめ
実習後Aさんは数名の利用者と協力して、利用者同士のコミュニケーションを高めるイベント企画の担当になりました。準備や当日の運営など、たくさんの方と協力して取り組むことができました。ご自分から進んで声をかけ、行動する姿は通所当初のAさんからは想像もできないほどの成長を感じました。
先日、就職後のAさんと先日面談する機会がありました。そこでAさんは『作業もたくさん覚えることができました。そして、困ったことがあれば先輩たちにすぐに相談することもできています。今とっても楽しく働いています!』と、とても自信に満ち溢れた表情で話してくれました。
自信を付けていくことは、簡単ではないかもしれません。ですが、少しずつでも自分のペースでできることを増やしていき、多くの経験をすることで自信を付けていくことができると思います。
もし自分に自信を付けたいがどうしたらいいかお困りであれば、スプライフにご相談ください。
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