スプライフBlog
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こんにちは黒崎センターです。
11月に入り、肌寒い季節となってきました。体調を崩さないように気を付けないといけないですね!
さて、就職活動をはじめる上で考えなければいけないこととして、オープン就労・クローズ就労という言葉があります。「オープン就労」とは、障害を就職先に開示して働くこと、その反対に開示しないことを「クローズ就労」といいます。
今回は、そのどちらが自分に合うのかで悩まれていたHさんの事例を紹介します。
【もくじ】
1.Hさんのプロフィール
2.オープン就労とクローズ就労での悩み
3.実習を通して見えた課題
4.障害者就職説明会への参加
5.まとめ
1.Hさんのプロフィール
・40代男性
・発達障害
Hさんはちょうど1年前からスプライフを利用しています。かつては建設機械の運転作業や飲食店での調理補助など様々な経験をしてきましたが、どの職場も人間関係が原因で退職に至りました。
2.オープン就労とクローズ就労での悩み
Hさんは就職活動を進めていく中で、オープン就労か、それともクローズ就労か、どちらでいくかで悩んでいました。
オープン就労で働く場合は、周囲の理解が得られ、配慮ある環境で働けるところに魅力を感じていましたが、求人数が少なく、自身の希望する職種が見つかるのかどうかが心配でした。
対して、クローズで働く場合は求人数の多さに魅力を感じていました。しかし、配慮がない環境で長く働き続けられるか、不安に感じます。
3.実習を通して見えた課題
オープン就労かクローズ就労かで悩んでいたHさん。就労のイメージをより具体化するために企業見学と体験実習への参加を促し、自分にはどのような働き方が合っているのか見極めていきました。
食品工場での実習では、忙しい現場の中でも自分の仕事を着実にこなし、実習先からも高い評価をいただきました。一方で、実習後にご本人と振り返りを行った際には、「実習先から高評価を受けたことは嬉しいが、120%の力を出して頑張りすぎていたと思う」「現場の人に相談したいことがあったが、忙しそうで相談できなかった」などと話されていました。実習を通して、仕事のペース配分や現場での対人関係などの課題が明らかになりました。
4.障害者就職説明会への参加
Hさんは実習を通して自身の課題を把握していきます。無理なく長く働き続けるにはどうすればいいかを真剣に考えた結果、配慮がある環境で自分に合った仕事を探したいという思いが強くなり、障害を開示して働くオープン就労を決意します。
障害者雇用をしている企業の就職説明会にも参加し、オープンで働くことのイメージづくりを進めています。
スプライフでは、企業見学や実習機会の提供だけでなく、障害者雇用や就職説明会などの情報提供も行い、就労のイメージをより具体化できるように支援を行っています。
5.まとめ
皆さんの中にも、「どんな仕事が自分に向いているのかわからない」「長く働き続けるにはどうすればいいのか」という思いを抱えている方がいると思います。そういった悩みを抱える方々が、体験実習や就職説明会などを通して就労の具体的なイメージを持つことができるようにサポートを行っています。
今回の事例だけでなく、その方お一人お一人に合った方法で、就職に向けた支援をさせていただきます。まずは見学やお話だけでも大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
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