スプライフBlog
- カテゴリ
- 薬院センター
こんにちは薬院センターです。
今年も、早くも半ばが過ぎ、いよいよ夏の到来ですね!皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
薬院センターでは、今年度早くも6名の方が就職という卒業を迎えられました。その中で今回は、チャンスをつかみ自身に合った仕事に就職することができたMさんのご紹介をいたします!
【もくじ】
1.Mさんのプロフィール
2.スプライフの訓練
3.いざ企業実習へ!
4.チャンスをつかめ!
5.まとめ
1.Mさんのプロフィール
・男性(30代)広汎性発達障害
・温泉施設清掃の業務経験あり、コロナ禍の影響で企業が閉業したため離職
・週5~6日勤務をしていたため、体力がある
・前職以外の就労経験がなく、職業に対するイメージが湧かない
・人とコミュニケーションを取ることが苦手で、面接がうまくいかない
就職活動で不採用が続き、悩まれていた時に障がいが判明し、スプライフで自身に合った就職を目指すこととなりました。
2.スプライフの訓練
訓練は軽作業とコミュニケーション訓練を中心に行いました。
軽作業では、Mさんの得意・不得意を知るために、様々な作業系の軽作業に取り組み、黙々とできるものがMさんは得意であることが分かりました。軽作業の必要性についてはこちら(←2023.5.2薬院ブログとリンク)
Mさんの苦手とするコミュニケーション訓練では、まずは人の目を見て話を聞くことを意識し、人とのコミュニケーションに慣れることを目指しました。
3.いざ企業実習へ!
Mさんは就労する体力が十分に備わっていたため、早期より企業実習に参加しました。Mさんに合う仕事を知ることと、仕事におけるMさんの課題点を確認することを目標に、水産加工食品の仕分けと店舗外観清掃のお仕事を体験しました。実習後は企業様と振り返りの面談を設け、以下の評価と課題をいただきました。
◆評価点
・指摘や助言を素直に聞き入れて改善する努力ができる
・真面目で欠勤・遅刻がなく、時間前行動を意識している
◆課題点
・マイペースで、急かさなければ作業の俊敏さが見られない
・報告・連絡・相談が自発的にできず、作業中に指示待ちをしている姿が多々見られた
実習後はMさんと担当職員で課題点を整理し、下記内容を意識して訓練に取り組みました。
・作業スピードを常に意識する
・報告・連絡・相談を徹底する
Mさんと課題を整理後、ホテル清掃業の企業実習に参加することが決まりました。Mさんの課題を克服するために、実際のお仕事をイメージしたベッドメイキングの軽作業を取り入れ、スピードを意識して作業に慣れることと、作業前後に職員への報告をすることを徹底しました。
4.チャンスをつかめ!
いざ実習当日!実習前に実践的な軽作業に取り組んだことで、実際のお仕事でもスムーズにベッドメイキングを行うことができ、分からないことがあれば、すぐに他職員の方に相談することができました。Mさん自身も「今までやってきたことが活かせた」「黙々とできる仕事内容が自身に合っている」と好感触。
実習後に企業様からは「仕事に必要な報告・連絡・相談ができている」「自身で考えながら業務を行うことができている」「初めてなのに作業が早い」と高評価!なんと「ぜひ働いてほしい」とお声かけいただき、見事チャンスをつかみ就職することができました!
5.まとめ
Mさんのように就労経験が少ない方や、コミュニケーションを取ることが苦手な方は多くいらっしゃいます。薬院センターでは、一人ひとりの状況に合った訓練を提案し、企業見学・実習の機会を設けることで職業理解の幅を広げ、自身に合った企業に就労できるよう支援しています。
おひとりで就職について悩まれる前に、ぜひ一度、薬院センターまでお問い合わせください!職員一同お待ちしています!
おすすめ記事
- 新着記事
- 【スタッフ募集】利用者さんの「働きたい!」をサポート。小倉・久留米・黒崎センターで就労支援員募集中です!
- 障がいのある方が卒業後の進路の選択肢を広げるために。訓練体験会・スプライフ見学会を行いました!
- 小倉センターに新しいプログラム「グループ訓練」を導入しました!
- コミュニケーション上手になろう!社会の一員として生きていくためにできること
- 就労定着支援サービスってなに?仕事を続ける難しさや悩みについてサポートします!
- 一覧へ
- タグ
- 人気記事
-
1障害のある方の「会計年度任用職員」についてご紹介します
-
2【スタッフ募集】利用者さんの「働きたい!」をサポート。小倉・久留米・黒崎センターで就労支援員募集中です!
-
3小倉センターに新しいプログラム「グループ訓練」を導入しました!
-
4障がいのある方が卒業後の進路の選択肢を広げるために。訓練体験会・スプライフ見学会を行いました!
-
5コミュニケーション上手になろう!社会の一員として生きていくためにできること
- アーカイブ
-
2024年
-
2023年
-
2022年
-
2021年
-
2020年
-
2019年
-
2018年
-
2017年