スプライフBlog
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こんにちは久留米センターです。
暑さが続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか?
さて今回は、7月に就職されたAさんが、通所期間1年2ヶ月の間にどのように課題に向き合い克服していったのかをお話させていただきます。
【もくじ】
1. Aさん自身について
Aさんは、慣れている相手や興味関心のあることには積極的に声をかけたり話の輪に入ったりできるのですが、興味が薄い話題などを振られたりすると途端に黙り込んでしまうという、極端な部分があったので、どんな場面でもうまく対応したいという思いがありました。
また、「できないと思われたくない」「人に良く見られたい」という思いが人よりも強く、報連相を行う際に自分にマイナスになりそうなことは報告ができなかったり、時には事実と違うことを報告してしまうことがありました。
2. 課題の整理と取り組んだ内容
私はAさんの担当として関わる中で、今後就労を見越した時に、“職場の人と良い関係が築けるだろうか”、“職場で信用されなくなるのでは?”と感じました。
この点は就職までに改善した方がいいと感じ、Aさんと一緒に課題解決に取り組んでいくことにしました。
まず、Aさんとの面談を増やし、雑談時の話題を一緒に考えたり、様々な場面を想定してシミュレーションを試みました。相手からの質問も様々なバーションを用意し、その受け答え方を一緒に考えました。
また、報連相に関しては、まずは根本的な考え方の整理を目標としました。そしてすぐに報連相しなかった時のデメリットを伝え、“報連相が遅くなると、○○のような不都合が起きる”、“情報が正しくないと○○のような良くない方向に物事が進んでしまうことがある”という『なるべく早く事実を正確に伝える』という認識を持てるように支援しました。
3. その後のAさんは・・・
日々の訓練や面談を通して、Aさんも少しずつ話せる事が多くなり、また訓練中の困りごとや就職の相談ができるようになり、次のステップとして実習にチャレンジすることになりました。
職場体験実習を経験する中で報連相が上手くできずに失敗する事もありましたが、その都度フィードバックを行ないながら、困った時の相談方法を一緒に考えて実践する事で、企業様からの評価も高くいただくことができました。
4.最後に
障害名は同じでも、その特徴は一人ひとり違います。訓練に取り組み色々な形でカバーする事によって多くの人が就職されています。Aさんも課題に向きあい、ご本人に合った支援や訓練を受ける事によって就職する事ができたのではないかと思います。
今後も就労をしていく中で難しいことや新たな課題が生まれることもあるでしょう。
その都度課題を整理し、一緒に対策を考えながら職場に定着できるよう支援をしていけたらと思っています。
就職に関するご相談や生活面での困りごとがある時はぜひ久留米センターまでお問合せください。
センター職員一同お待ちしています。
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