スプライフBlog
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こんにちは、薬院センターです。
スプライフでは「定着支援」といって、長く安定・安心して働き続けられるように、就職後も、ご本人や企業双方のサポートをさせていただいています。
今回は、初めて仕事に就き、現在半年が経過したAさんについて紹介します。
仕事内容は、倉庫内のピッキング作業です。具体的には、リストに沿って商品を準備していくという作業です。
Aさんは、リストの商品を揃えることに必死で、商品を丁寧に扱いつつキレイに並べるなど、同時にいくつものことに気を配ることが苦手です。
また、普通は段ボールを開けて必要な数、商品を準備していくのですが、たくさんある商品の中には、段ボールを開けず箱ごと準備をする商品、つまり「開けてはいけないダンボール」が数種類あります。
Aさんには、繰り返し説明して、「なぜ開封してはいけないのか」理由も伝えていたのですが、気づかずに開封してしまうことが続いていました。
「ひとつずつ、ゆっくり覚えていったらいいから」「繰り返し伝えていくから」と、職場の方たちはとても寛容ですが、商品としては納品できなくなるため大変困っていました。
そこで、定着支援として、
◇ 開けてはいけない段ボールは、どんな商品で、どこに並んでいて、どのくらいの数あるのか?
◇ 開けて「いい」「いけない」の判断ポイントはどこにあるのか?
◇ 他の職員の方たちはどうやって覚えるのか?
などをまず確認し、
① Aさんが、その流れの中で出来ていない要因は何かを探り
② 開けてはいけない商品の一覧リストを渡して常に携帯してもらい
③ 作業する際に、毎回確認してもらう
など、どうすれば、ミスを防げるか、現状を改善できるかを職場の方と一緒に考えました。
職場の方も協力的で、一度に複数のことに気を配ることが苦手なAさんの特性をふまえ、ひと目で分かる工夫を検討した結果、商品棚の品番号に赤マルシールを貼ってもらうことになりました。
視覚優位なAさんには、とてもわかりやすく、それ以後は間違って開封することはなくなりました。
職場の方のご協力にも感謝しつつ、Aさんも期待に応えようと日々がんばっています。
現在、職場では、Aさんに担ってもらおうと、新たな業務の準備をして下さっていて、これからまた新しい業務へチャレンジしていくことになります。
その中で、また同じようにうまくいかないことが出てくるかもしれませんが、どうしてできないのか、どうすればできるのか、ちょっと視点を変えたり、工夫をすることで、双方がストレスなく、尚且つ効率よく仕事が進むよう、これからも一緒に考えていきたいと思います。
就職後のサポートも、訓練内容・就活中と同様、おひとりおひとりの状況に応じたものになります。
新しい環境、初めての業務。
働くにあたって、チャレンジしたいこと、不安なことはどんなことですか?
ぜひお気軽にご相談ください。
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