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上手にストレスと付き合えていますか?
2021.09.22
カテゴリ
薬院センター
タグ
#訓練
#福岡市

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。薬院センターです。

今年の夏も連日うだるような暑さが続きましたね。

夏の暑さのせいで何だかやる気が起きない、イライラしやすくなった、特に理由はないけれど落ち込みやすくなったなどの反応が出てきた方はいらっしゃいませんか?

現代社会はストレス社会ともいわれ、現代人とストレスは密接な関係にあります。総理府が15~74歳の男女を対象に行った調査によると、「日頃、ストレスを感じている」と答えた人は56.9%で、実に半数以上の人が何らかのストレスを抱えているという結果でした。
ストレスは目に見えない分、厄介な問題でもありますよね。皆さんは上手にストレスと付き合えていますか?

 

【もくじ】

1.ストレス対処法訓練導入の目的▼

2.まずは自分自身のストレス傾向把握から▼

3.コーピングでストレスから自分を助ける▼

4.Kさんのコーピング実践法▼

5.ニーズに合わせた訓練を提供しています!▼

 

 

1.ストレス対処法訓練導入の目的

現在薬院センターをご利用されている約7割の方が、精神障がいをお持ちの方です。
利用者さんにお悩みをお尋ねしたところ、人間関係による悩みや思考の偏りによる不安の増強などからストレスフルになり、精神的に体調を崩すことが多いという意見が多く聞かれました。
これから就職活動に向けて安定した活動量の確保やスキルの向上を目指していくには、ストレスとは何かを改めて知り、自分を振り返ったり、他者の意見や気づきを参考にしたりしながら、ストレス対処法の習得につなげていくことが必要だと思い、ストレス対処法に関する訓練を導入することにしました。

 

 

2.まずは自分自身のストレス傾向把握から

薬院センターでのストレス対処法訓練第一号として導入した、『セルフケア・コーピング』という訓練は、1回45分の講義を週1回、9週に渡って行いました。

まずは【ストレスとは何か?】というところから理解を進め、ゲーム感覚でチェックシートに取り組むことで、楽しみながら自分のストレス傾向を知っていくところからはじめました。
イライラ型、ビクビク型、ムカムカ型、クヨクヨ型など7種のタイプに分類し、それぞれのタイプ別にストレスとなる要因やストレスを生む物事の考え方の特徴を整理しました。すると、

「あっ!これ、まさに私のことです!」

「自覚はしていなかったけど、こんな考え方をしています」

(他のタイプの特徴を見て)「同じ出来事でもこんな風に考える人がいるんですね」

といった声が聞かれ、自分自身の傾向を把握するだけでなく、人それぞれ感じ方・考え方が違うんだという新たな気付きも得られたようです。

 

 

3.コーピングでストレスから自分を助ける

【ストレスとは何か?】が理解できたところで、いよいよ対処法の学習です。

講義では様々な対処法を学習しましたが、本日のブログではそのひとつをご紹介しますね。

 

みなさんは「コーピング」という言葉を聞かれたことはありますか?

コーピングとは、意図的に行う「自分助け」のことです。生きていれば必ずあるストレスを自覚して理解し、自分で自分を助けることを言います。

その説明だけ聞くと、とても難しいことのように感じられるかもしれませんが、「大きく深呼吸する」、「思いっきり泣いてみる」、「仕事で活躍する自分の姿を妄想する」…など、私たちが日ごろ無意識にやっていることも立派なコーピングのひとつなのです。

講義では【日常の中で実践できること】【質よりも量】を重視して、小さなコーピングを出し合い、コーピングレパートリーを増やすことで「選ぶ」ことができるようになることを目的に学習を進めました。「自分には合わないかも」と思われるようなコーピングでも、状況や時が変われば効果を感じられることがあるからです。また、どれだけお金や時間がかかるか、健康を害さないか、誰かと関係が悪化しないかを意識してコーピングを選ぶのがポイントというお話もさせていただきました。

 

 

4.Kさんのコーピング実践法

<適応障害のKさんの事例>

Kさんは、人からのアドバイスを被害的に受け取る傾向が強く、主治医やスプライフ職員との面談時には毎回涙を流し、一度気持ちが落ち込むと自分ではなかなか回復できない特性をお持ちの方です。
ご本人も「自分で気持ちのコントロールをできるようになりたい」という目標をお持ちのため、学習したコーピング方法を日々実践しています。

Kさんは現在、

気持ちが乱れてきたら、パソコンに自分の感情を書き出す。

冷静になったところで、書き出した感情は他の考え方・捉え方はできないのか考える。

それでも気持ちの整理がつかない場合は、支援者に相談する。

の流れで実践しており、当初は支援者に相談を持ち掛けることが多かったものの、次第にひとりで気持ちの切り替えができるようになってきています。

「講義中に他の利用者さんのコーピング方法を知ることができ、レパートリーが広がった」

「悩んでいるのは自分だけじゃないと知って安心した」とも話されています。

 

 

5.ニーズに合わせた訓練を提供しています!

いかがでしたか?

就労移行支援と聞くと、就職のための訓練のみを行っていると思われがちですが、スプライフでは皆さんの日々の生活を豊かにするための心の訓練も実施しています。
『セルフケア・コーピング』講義終了後も新たなストレス対処法訓練を実施しています。

また、昨年度は利用者さんや外部関係者の方からのニーズにお応えし、全センターで30種以上の新たな訓練を開発・導入しました。
今回ご紹介したもの以外にも様々なプログラムがありますので、興味を持たれた方はぜひお気軽に無料体験にご参加くださいね。

職員一同、心よりお待ちしております。

さあ、あなたのペースで
はじめましょう。

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